漫画『賭博黙示録カイジ』を読んでいると、不思議なことがあります。
次の2枚の画像をご覧下さい。


この2人、全然違う人物に見えますよね。
1枚目は冴えないハゲチャビンという感じですが、2枚目はダンディーなオジサマです。
2枚目は言っているセリフもかっこいいですね。
でも実はこの2枚、同一人物です。
どちらも同じく、『賭博黙示録カイジ』に登場する「利根川幸雄」(とねがわゆきお)です。
改めてカイジを読み直している中で、1枚目の利根川を見たときはビビりました。
皆さんの中でも、利根川は2枚目のイメージが強いのではないでしょうか?
でも、1枚目もれっきとした「利根川」です。

「ホールマスターをおおせつかっております利根川といいます」と挨拶していますね。
一体、利根川に何が起こって、あんなにダンディーになったのでしょうか?
利根川幸雄の顔の違い
改めて、利根川幸雄の顔がどう変化したのかを見てみましょう。


左がエスポワール号の利根川、右がカイジとEカード対決をしているときの利根川です。
角度的に似ている2枚を比較してみますが、一番の違いは、髪の毛の生え際でしょう。
Eカードのときの利根川は、生え際が前進しておりV字(M字?)になっています。明らかにハゲが改善されています。(他にも目や口がちょっと大きくなっていますが、これはまあ誤差と考えましょう。)
ということは、利根川は植毛・増毛でも行ったのでしょうか?
利根川の顔が変わったのはいつか?
順を追って、利根川の顔がいつ変わったのかを確認していきます。
限定ジャンケン後
利根川はエスポワール号において、限定ジャンケンが終了した後にも姿を現しています。
そのときはどんな顔をしているのか?

あらっ!?劇的にカッコよくなっているだと・・・?
並べてみましょう。



限定ジャンケンが終わった段階で、ほぼダンディーよりになっていることがわかります。
カイジが必死に限定ジャンケンを闘っていた4時間の間に一体何が?
人間競馬後
そして、エスポワールでのギャンブルから4ヶ月後、人間競馬を終えたカイジの前に姿を現したときの利根川の顔も、既に完成されています。(Eカードの数時間前なので、当然ですが。)

圧倒的名言「金は命より重い」というセリフもこのときに。

こう考えると、利根川が髪・顔をいじったとしたら、エスポワール船の中で限定ジャンケンをやっていたタイミングしかないですね。金持ちだから、施術者を同乗させていたのでしょうか・・・?
『中間管理録トネガワ』の利根川(トネガワ)
利根川幸雄と言えば、カイジのスピンオフ漫画『中間管理録トネガワ』でも有名です。
アニメ化もされましたね。
『中間管理録トネガワ』のトネガワ(利根川幸雄)はどんな顔をしているのでしょうか?

こちらも完全に、カッコイイ方の利根川ですね・・・。
『中間管理録トネガワ』は、時代背景的には、カイジと出会う前の利根川を描いています。(最終巻10巻では、カイジに敗れた後の利根川も少し描写されています。)
ということは、利根川の顔はもともとダンディーだった・・・?
限定ジャンケンの間に植毛した説は間違っていそうですね。
そうすると考えられるとしたら、「限定ジャンケン前の説明のときには(ハゲに見える)カツラを被っていた」ということ位です。何のためにそんなことをしたかはわかりません!
まとめ
『賭博黙示録カイジ』『中間管理録トネガワ』に登場する利根川幸雄(トネガワ)の顔・髪は、次のような変遷を辿ります。
(1)ダンディー(『中間管理録トネガワ』)
   ↓
(2)ハゲチャビン(『賭博黙示録カイジ』限定ジャンケン前)
   ↓
(3)ダンディー(『賭博黙示録カイジ』限定ジャンケン後~Eカード) 



ここから考えられることは、利根川は限定ジャンケンの際、ハゲに見えるようなカツラを被っていたということです。
以上。
カイジ(トネガワ)トリビアでした。
 
  
  
  
  



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