みなさんは「ねんきん定期便」をチェックしていますか?
「ねんきん定期便」は1年に1回誕生月に届くハガキで、自分の納めた保険料納付額や将来受給出来る予定の年金額が記載されています。
以前も書きましたが、僕はこれをチェックするのが好きなんですよね~。
今年も最新のねんきん定期便を確認していたところ、「年金見込額試算用二次元コード」という、とても気になる記載に気付きました。
【年金見込額試算用二次元コード】
この二次元コードには、「ねんきん定期便」に記載されている年金情報の一部が収録されており、厚生労働省が提供するWEBサイトで年金見込額の簡易試算ができます。
(https://nenkin-shisan.mhlw.go.jp)
なにこれ、ちょっと面白そう。
ということで、早速QRコードを読み取ってアクセスしてみました。
アクセスすると厚生労働省の「公的年金シミュレーター」(試験運用中)というサイトが開きます。
「公的年金シミュレーター」の使い方
それでは、「公的年金シミュレーター」の使い方をご紹介します。
①生年月日の入力
まず最初に基本情報として、生年月日の入力が求められます。
「ねんきん定期便と連動しているのになぜわざわざ生年月日の入力が必要?」と思いましたが、恐らくはハガキの中身を盗み見られた場合のセキュリティ対策だと思われます。
入力して、「試算する」をタップします。
②「あなたの年金見込み受給額」の表示
これだけで、自分が受け取れる年金の見込み受注額が表示されます。
僕の場合は、65歳~毎年198万円が貰えるとのことです。
少なっ!
と思いましたが、調べてみたところ年金の受給額平均は、厚生年金(国民年金を含む)の場合で約14.6万円(月額)とのことです。
14.6×12ヶ月=189.8万円なのでほぼ平均通りという結果でしょうか…。
なお「今後の年収」欄は自動的に設定されていたのですが、恐らく最新の標準報酬月額をもとに金額設定されているものと思われます。
「公的年金シミュレーター」の設定変更
「公的年金シミュレーター」の情報はねんきん定期便をもとに自動設定されていますが、自分で設定を変更して色々シミュレーションすることが可能です。
タップやスライドで簡単に調整できるのが「今後の年収」「就労完了年齢」「受給開始年齢」の3項目です。
試しに、下記の設定で年金見込み受給額をシミュレーションしてみました。
・今後の年収:850万円
・就労完了年齢:65歳
・受給開始年齢:70歳
これだけで年金見込み受給額は198万円→341万円と跳ね上がりました。
最初のシミュレーションと比べ、年間での受給額が143万円増えるという形になり、実に1.7倍以上に増加しました。
そもそも年金の受給タイミングを繰り下げることによって、1ヶ月で0.7%受給額が増えるので、その効果が大きいのですが、それにしても全然違いますね。
さらに、受給開始年齢を75歳まで遅らせると、年間で444万円受け取れるという試算になりました。
これだと僕が20代の頃の年収以上の金額になっており、老後も安心して生活出来そうです。
むしろ75歳の僕にはこれだけのお金があっても使い道がないかもしれません…。
「働き方・暮らし方」の細かい設定も可能
もっと細かく設定してシミュレーションしたい方は、「働き方・暮らし方」欄や「受給開始年齢の入力」欄で免除期間を入力することも可能です。
「働き方・暮らし方」では、〇歳~□歳はこんな働き方、□歳~△歳はこう、というように、細かい設定が可能です。
「公的年金シミュレーター」はねんきん定期便なしでも利用可能
なお、「公的年金シミュレーター」はねんきん定期便がなくても利用可能です。
ねんきん定期便にも記載されている、下記のURLにアクセスしてみましょう。
・https://nenkin-shisan.mhlw.go.jp/
いくつかねんきん定期便に関する記載がありますね。
将来の年金額を試算グラフで確認しましょう。
ねんきん定期便をお持ちでない方は、
スクロールして働き方・暮らし方をご入力ください。
ねんきん定期便をお持ちの場合、
これまでの生活について自動入力が可能です。
つまりは、ねんきん定期便から自動設定される内容を自分で入力すれば、年金受給見込みのシミュレーションが出来るということです。
まだねんきん定期便が届いていないけれど試してみたい、という方はぜひアクセスしてみて下さい。
というわけで、年金シミュレーターのご紹介でした。
あくまでも今現在での見込みになるので、実際はもっと少なくなると思いますけどね。
ただ僕は年金がゼロになるとは思っていないので、こういうシミュレーションをやってみるのはとても楽しいです!
興味がある方はぜひ!
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