「bitFlyerクレジットカード」(ビットフライヤークレジットカード)をご存知でしょうか?
「bitFlyerクレジットカード」は、日本初のビットコインが貯まるクレジットカードです。

暗号資産取引所(仮想通貨取引所)の大手であるbitFlyer(ビットフライヤー)が、2021年12月から提供を開始しています。
クレジットカードでビットコインが貯まるというのは、ありそうでなかったですよね。
提供開始から3日で1万件を超える申し込みがあったそうです。
bitFlyerクレジットカードとは?
先に述べた通り、bitFlyerクレジットカードは、利用することでビットコインが貯まるクレジットカードです。
それでは気になる還元率や年会費はいくらなのか、確認していきましょう。
カードの種類
bitFlyerクレジットカードには、「スタンダード」と「プラチナ」の2種類があります。

2つのカードの違いは、還元率と年会費・付帯サービス(+デザイン)です。
年会費
bitFlyerクレジットカードの年会費は、スタンダードは永久無料です。
一方で、bitFlyerクレジットカードプラチナは初年度無料ですが、2年目以降は年会費16,500円(税込)が発生します。※カードショッピング年間150万円以上(税込)利用で年会費無料
プラチナカードの年会費平均は5万円程度と言われているので、安い方ですね。
還元率
bitFlyerクレジットカードの還元率は、スタンダードが0.5%、プラチナが1.0%です。
無印でも1%還元されるクレジットカードが多いので、bitFyerクレカの還元率は低めと言えるでしょう。
取扱ブランド
bitFlyerクレジットカードのブランドはMastercardのみです。
これはスタンダードでもプラチナでも同じです。
Mastercardであれば困ることはほぼないと思いますが、ブランドにこだわる方はお気を付け下さい。
締め日と引き落とし日
bitFlyerカードの締め日は毎月5日で、引き落とし日は当月27日です。
締め日から引き落とし日までの間が22日間と短いので、口座残高に余裕がない方は注意が必要です。
※上記はショッピング枠の締め日です。キャッシング枠は月末締の翌月27日払いです。
まとめ
bitFlyerクレジットカードについて、表にまとめると次のようになります。
bitFlyerクレジットカード スタンダード | bitFlyerクレジットカード プラチナ | |
---|---|---|
年会費 | 無料 | ・1年目:無料 ・2年目以降:16,500円 ※ |
還元率 | 0.5% | 1.0% |
ブランド | MasterCard | MasterCard |
締め日 (ショッピング) | 5日 | 5日 |
引き落とし日 | 27日 | 27日 |
※ショッピング年間150万円以上(税込)利用で無料
ビットコイン交換はいつのレートが適用されるのか?
クレジットカード利用がビットコインで還元されるとなると、気になるのはその交換レートです。
ご存知の通り、ビットコインを始めとする暗号資産(仮想通貨)は値動きが激しいので、いつ時点でのレートで購入出来るか(株式で言うところの約定日)は死活問題ですよね。
bitFlyerクレジットカードでは、毎月20日頃の換算レートが適用されるとのことです。
つまり、毎月20日頃のビットコイン価格(レート)で、毎月5日の締め日に確定した利用金額の0.5% or 1.0%分の金額分を購入するということになります。
※正確には、ショッピングカード利用金額は所定の還元率(0.5% or 1.0%)で、アプラスの「とっておきポイント」に還元され、それが変換日(毎月20日頃)に自動的にビットコインに交換されます。
アプラスとは、新生銀行系列のクレジットカード・信販会社で、bitFlyerクレジットカードの発行会社です。
なぜわざわざ「とっておきポイント」を経由するのか謎ですが、システム上、もしくは戦略上の都合があるのでしょう。
bitFlyerクレカでビットコイン以外の暗号資産(仮想通貨)は貯まる?
bitFlyerクレジットカードでは、ビットコイン以外の暗号資産(仮想通貨)を貯めることは出来ないのでしょうか?
答えはノーです。
bitFlyerクレジットカードでは、ビットコイン以外の暗号資産(仮想通貨)を貯めることは出来ません。
bitFlyerクレジットカードを利用する価値はあるのか?
bitFlyerクレジットカードの仕様を見て来ましたが、実際にbitFlyerクレジットカードを利用すべきでしょうか?
結論から言うと、bitFlyerクレジットカードで年間150万円以上ショッピング利用する見込みがあって、どうしてもビットコインが欲しい人であれば、プラチナを利用する価値はあると思います。
つまり、年会費無料でプラチナカードの還元率1.0%を享受出来る人です。
年間150万円以上ということは、余程お金持ちの方でなければ、bitFylerクレジットカードをメイン使いとしてバシバシ利用していく必要があるでしょう。
僕の場合、メイン使いの楽天カードの利用額が、2021年の年間で160万円でした。ただし、そこには投資信託の積立て額60万円(毎月5万円×12回)が含まれているので、実質100万円です。
これだと到底、プラチナが無料になる利用額には足りませんね。
仮にbitFlyerプラチナで年間100万円のショッピング利用をした場合、還元率1%で貯まるビットコインは10,000円分です。
これで年会費16,500円を払うのであれば、手数料を差し引いたとしても、普通に16,500円分のビットコインを買った方が安くなりますよね…。
では年会費無料のスタンダードはどうかというと、これは還元率0.5%が弱すぎます。
毎月10万円使ったとして、500円分のビットコインしか貯まらないのでは魅力が少ないです。
それであれば、僕の場合、楽天カード(還元率1%・SPUや各種特典あり)で楽天ポイントを貯めて、楽天ウォレットで楽天ポイントをビットコインに交換するという方法を選びます。
楽天ウォレットは手数料が高い(スプレッドが広い)のですが、それでも2%~4%程度です。
10万円の利用で獲得した楽天ポイント1,000ポイントを960円分のビットコインに交換出来ると考えれば、bitFlyerクレジットカードで500円分を得るよりも断然お得と言えるでしょう。
唯一bitFlyerクレジットカードの利点を挙げるとすれば、勝手に積み立てられることですね。
仮想通貨(暗号資産)は値動きが激しいため、「少しでも安いときに買おう」と考えるばかりに、結局買い時がわからず、いつまで経っても購入出来ない、というケースがあります。
そのように投資初心者でなかなか勇気が出ない方にとっては、クレジットカード利用の還元という、いわば余剰資金で、タイミングを気にせず自動的にビットコインが貯まっていくbitFlyerクレジットカードは便利かもしれません。
まとめ
bitFlyerクレジットカードは、ビットコインが貯まるクレジットカードです。
- 国内暗号資産取引所大手のbitFlyerが2021年12月から提供を開始しました。
- カードの種類はスタンダードとプラチナの2種類あり、詳細は次の表の通りです。
bitFlyerクレジットカード スタンダード | bitFlyerクレジットカード プラチナ | |
---|---|---|
年会費 | 無料 | ・1年目:無料 ・2年目以降:16,500円 ※ |
還元率 | 0.5% | 1.0% |
ブランド | MasterCard | MasterCard |
締め日 (ショッピング) | 5日 | 5日 |
引き落とし日 | 27日 | 27日 |
- ビットコインへの交換レートは、毎月20日頃のレートが適用されます。
- ビットコイン以外の暗号資産(仮想通貨)を貯めることは出来ません。
余剰資金でビットコインを積立てていける点は魅力がありますが、還元率の低さを考えると、年会費無料でプラチナカードを使える人以外はメリットが少ないのではないかと思います。
それであれば僕は、楽天カード+楽天ウォレットの組み合わせの方をおすすめします。
とは言っても、どこに魅力を感じるかは人それぞれです。
既に大人気のbitFlyerクレジットカードを使ってみたいという方は、特にスタンダードの方は申込んでみても損はないのではないでしょうか。
デザインもシンプルでスタイリッシュですしね!
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