一般的な会社では、昇給のタイミングは毎年4月です。
4月に働いた分の給料が上がるので、実際に貰える給料が増えるのは5月ですね。
僕の会社もご多分に漏れず、昇給は4月と決まっています。
ただ実は、うちの会社ではまだ昇給額が発表されていません。
GWが明けて、5月分の給与が支給されるタイミングになるまで、金額がわからないのです。
ところで、世間一般の昇給額(賃上げ額)はどのくらいなのでしょうか?
コロナ禍で業績が落ち込んでいる企業が多い中、昇給は行われているのでしょうか。
調べてみました。
2021年春闘の賃上げ率と賃上げ額
連合(日本労働組合総連合会)では、春闘(春季生活闘争)の結果を報告しています。
2021年春闘の最終結果はまだ出ていませんが、4月15日に発表された第4回回答集計結果から、数字を確認してみたいと思います。
2021年春闘の賃上げ額
まず、平均賃上げ額は、5,445円となっています。
この金額を見て、多いと捉えるか少ないと捉えるかは、人それぞれだと思います。
以前ブラック企業で働いていた当時の僕は、定期昇給というものが全くなくて、7年間働いた中で、昇給は1回だけでした。(しかも、一度経営状態悪化を理由に給与を減額されている。)
その頃の僕が5,445円の賃上げと聞くと、「羨ましい」と思ったでしょう。
一方で今の僕にとっては、この数字は正直物足りません。
なぜなら、昨年10,000円の昇給を経験しているからです。
人間の慣れって怖いですね。
一度水準を上げてしまうと、昔の気持ちには戻れないという。
でも、それは僕が勇気を持って転職し、そこで頑張った結果勝ち取ったものだとポジティブに捉えています。
2021年春闘の賃上げ率
賃上げ率の方はというと、1.82%という数字が公表されています。
仮に給与が40万円だった場合は、7,280円増えるという計算です。
う~ん、そう考えるとやっぱり少ないような気がしますね。
逆に賃上げ額5,445円・賃上げ率が1.82%から計算してみると、賃上げ前の給料は約29.9万円という計算になります。
ちょっと少ない気がしますが、中小企業も含んでいるので、そんなものなのでしょうか…?
2013年以降の賃上げ率推移
参考までに、過去の賃上げ率を確認しておきましょう。
2020年は平均賃上げ率1.90%、賃上げ額は5,506円という数字でした。
ということは、2021年の数字は2020年より悪化しているということですね。
昨年はコロナの影響が本格的に出る前だったので、今年よりは良かったのでしょう。
ちなみに、2013年以降の賃上げ率の推移は次の表のようになっています。
過去も最高で2.2%程度と景気の良い数字ではありませんが、それでもやはり、2020年・2021年の落ち込みが大きいように見えます。
このままコロナが長引くとさらに悪化しそうで心配ですね…。
まとめ
連合が発表している春闘の第4回回答集計結果によると、2021年の平均賃上げ率は1.82%、賃上げ額は5,445円という数字でした。
これはここ数年では一番低い数字であり、コロナ禍の影響を大きく受けていると思われます。
なお、この数字は中間発表であり、最終結果ではありません。
連合のホームぺージでは、今後も下記のスケジュールで結果が報告されます。
・5 月 10 日(月) 4 月末時点集計結果(第 5 回)
・6 月 4 日(金) 5 月末時点集計結果(第 6 回)
興味のある方は、チェックしてみると良いでしょう。
なお、僕自身の2021年の昇給額に関してですが、ある程度予想は付いています。
会社の業績と自分の昨年度の評価が大体わかっていますので。
見込みでは、十中八九、5,445円よりは多いです。
というか、去年の10,000円より高い数字になっていないとおかしいです。
正確な金額はまだしばらくわかりませんが、次の給与支給日までにははっきりしますので、判明したら、本ブログで紹介させていただきます。
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