東京で15年も暮らしていると、色々な経験をします。
その中には、お金を失う、痛い経験もあるものです。
5年以上前のことです。
その日、僕は新宿の立ち飲み居酒屋で、1人ヤケ酒を飲んでいました。
理由は、デートの約束をしていた女性にドタキャンされたこと。
待合せ場所に向かうも、その女性は一向に現れず、連絡すらよこしてくれませんでした。
(出会い系などではありません。合コンで知り合った女性です。)
仕方なくヤケ酒を飲むも、酔っ払ったせいもあり、
「このまま帰りたくない。女性と話したい。」という感情が芽生えて来てしまいました。
そこで、居酒屋を出た僕は、キャッチのお兄さんに話しかけます。
ひろし「1万円以内で、かわいい子がいるお店ありますか?」
キャッチ「良いとこありますよ。1時間6000円で大丈夫です!」
ひろし「本当にかわいいんですか?」
キャッチ「まかせてください!」
こうして、僕は生まれて初めて、新宿のキャバクラに足を踏み入れた。
感想としては、、普通。
内装が豪華なわけでもない、女性が取り立ててかわいいわけでもない。
内心「大したことないじゃないか!」と思ったが、それでもまあ、
それなりに楽しく飲んでいました。
そうこうするうちに時間が来て、黒服が持ってきた伝票を見ると、
30000円!!
最初の話と全然違う!
僕は瞬時に「騙された!」と思いました。
混乱とお酒のせいで頭がうまく回っていなかったので、明細をきちんと見ていませんが、
指名料やらドリンク代が加算されていた気がします。
そんなもの、全く注文していないのに!
でも、そこで抵抗する勇気はありませんでした。
そして、お金はもっとありませんでした。
財布の中身は、20000円弱。。
仕方なくカードで支払うと、手数料として1割の3000円を追加で取られました。。。
こうして、傷心の僕は、さらに心の傷を深めた状態で、泣く泣く帰宅したのです。
学んだことは2点。
・新宿のキャバクラだけは行ってはいけない。
・夜の街で性善説なんて通用しない。キャッチの男の言葉は信用してはいけない。
とても高い授業料でした。
コメント