引越したときに絶対にやっておくべきことの1つに、郵便物の転送設定(転送届)があります。
引越した後に、昔の住所宛に郵便物が届いてしまうと受け取ることは難しく、場合によってはその部屋に新しく入居した人に中身を読まれてしまう危険性もあります。
とはいえ、現代人は色んなサービスに「現住所」を登録しているため、引越しに合わせて全ての登録住所を変更するのは不可能に近いです。年に数回しか届かないものは、ほぼ確実に見落としてしまいますよね。
そんなときに便利なのが郵便物の転送サービス「e転居」です。
郵便物転送サービス「e転居」とは
「e転居」は郵便局に届出をしておくと、引越し前の住所宛に発送された郵便物を、新しい住所に届けてくれるという素晴らしいサービスです。
ネットで簡単に手続きが行え、料金は無料です。
ただし、受付完了から転送開始まで一週間程度かかることもあるそうなので、引越し先の物件を契約後、引越しの1週間前には登録しておいた方が無難です。
※「e転居」では、転送開始希望日を指定することも可能です。
「e転居」の申込み方法
e転居の申込み手続きはとても簡単です。
インターネットでこちらのページにアクセスし、「e転居のお申し込みはこちらから」をクリックして画面の案内に沿って手続きをするだけです。
手続きの中で下記のように、旧住所と新住所を入力する画面がありますので、ここに記載した旧住所宛の郵便が、新住所に届くのです。
注意:「e転居」の転送期間は1年間
1つ注意が必要なのは、「e転居」で設定した郵便物の転送期間は1年間であるという点です。
1年が経過すると、転送設定は解除されてしまいます。
なので、その1年間の間に、転送設定で届いた郵便物(つまり、旧住所宛に発送されている郵便物)があれば、送り主に登録している住所情報を更新しておきましょう。
また、引越し後に住所を伝え忘れていた友人がいれば、きちんと案内しましょう。
「e転居」の郵便物転送期間は延長可能か?
ただ、僕のようにズボラな人間だと、こまめに住所変更をするのが面倒くさい。
転送期限間近になって、「あれ?住所変更してないところがいっぱいあるんじゃないか?」と慌ててしまうこともあります。
それでは、郵便物の転送期間を1年以上に延長することは可能なのでしょうか?
答えは「可能」です。
「e転居」では1年間の転送期間を延長することが出来ます。
「e転居」で転送期間を延長する方法
郵便物の転送期間を延長する方法は、転送期間が切れる前に再度「e転居」に登録するだけです。
とてもシンプルですね。
延長というより、再登録という方が正確でしょうか。
「e転居」は”転居”という言葉に惑わされがちですが、別に住民票を提出するわけではありません。
旧住所にその人が住んでいたかどうかを、郵便局が確認するわけでもありません。(多分)
単純に、「この住所からこの住所に転送する」という設定なので、引越しが過去の話であったとしても、普通に登録可能なのです。
この方法を使えば、引越しから1年に限らず、何年でも郵便物の転送が可能です。
まとめ
郵便局の「e転居」というサービスを使えば、引越し前の旧住所宛の郵便物を新住所に転送して届けてもらうことが可能です。
「e転居」には登録から1年間という期限がありますが、再登録することで、期間をいくらでも延長可能です。
僕も現在の転送設定が2021年2月7日に切れてしまうので、1年間延長しておこうと思います。
※転送設定された郵便物はこのように転送を表わすシールが貼られており、そこに転送期間がいつまでかも表記されています。親切ですね。
ただし、郵便局員さんの手間も考えて、本当はあまり転送を乱用しないようにしましょう。
自戒の念もこめて・・・。
ひろし
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