電力自由化による電力事業者検討の第2弾です。
↓第1弾は「楽天でんき」について調べました。
今回、調べたのは「エルピオでんき」です。
あまり知名度は高くないですよね?(僕が知らなかっただけでしょうか?)
でも、「エルピオでんき」はネット上では「とにかく安い」と評判なのです。
それでは、僕の場合はどのくらい安くなるのか?
「楽天でんき」に乗り換えるよりも得なのか?
調査してみました。
「エルピオでんき」の料金シミュレーション
エルピオでんきでも、料金シミュレーションを用意してくれてあります。
どの程度お得かはシミュレーションしてみればわかります。
ということで、まずは料金シミュレーションを行ってみました。
条件は、「楽天でんき」のときと同じです。
・エリア:東京電力
・プラン:従量電灯B
・契約容量:30A
・検針月:8月分 ※楽天でんきのときは「使用月」だったので7月にしていました
・電気使用量:114kWh
その衝撃的なシミュレーション結果がこちらです。
ドン!

現在の電気代33,775円(年間)に対してエルピオでんきが35,263円(年間)。
た、高くなっている・・・!?
この文章を見て下さい。
スタンダードライト30にお切り替えで年間「1,488円」お高くなります。
そんなハッキリと「お高くなります」と言われても・・・(笑)
正直なところが良いですね~。
というわけで僕の場合は、「東京電力よりもエルピオでんきの方が電気代が高い」というシミュレーション結果になりました。
悩む必要もなく、エルピオでんきは不採用です。
余談:「現在の電気代」の見積り
ちなみに、エルピオでんきのシミュレーションによると、現在の電気代は3,124円でした。

そして東京電力に支払った実際の電気代は3,036円です。
楽天でんきの記事でこんなことを書いたのを覚えていますでしょうか。
楽天の試算では「現在の電気料金」が3,124円になっています。
でも、実際は3,036円なんですよね・・・。(中略)
「楽天でんき」に有利になるように、少しだけ操作されているのかなぁ、なんて思ったり。
これは多分、東京電力の燃料費調整が原因ですね。
燃料費調整が入って少し安くなった結果が3,036円ですが、料金設定通りに機械的に計算すると3,124円ということなのでしょう。恐らく。
楽天でんき(Rakuten Energy)さん、疑ってすみませんでした・・・。
「エルピオでんき」が安くなかった理由
ネットでは「とにかく安い」という評判。
でも僕の実際のシミュレーション結果は、東京電力より高くなった。
その原因はどこにあるのでしょうか。
答えは、契約容量(契約電流)が30Aというところにありました。
まず、安いと評判のエルピオでんきの「スタンダードプランS(40A)」と、東京電力の「スタンダードSプラン(40A)」を比較してみます。
エルピオでんき 「スタンダードプランS(40A)」 | 東京電力 「スタンダードS(40A)」 | |
---|---|---|
基本料金 | 1,086.8円 | 1,144円 |
従量料金(~120kWh) | 18.84円 | 19.88円 |
従量料金(121~300kWh) | 23.03円 | 26.46円 |
従量料金(301kWh) | 25.78円 | 30.57円 |
このように、40Aのプランでは、基本料金も従量料金も、全てにおいてエルピオでんきの方が東京電力より安いのです。
これが、ネット上で「エルピオでんきは安い」という評価を得ている理由です。
一方でエルピオでんきの「スタンダードプランS」は30Aでは契約できず、40A以上(40A・50A・60A)からの契約になります。
30Aの場合は別途、「スタンダードプランライト30A」というのが用意されているのですが、そちらと東京電力の「スタンダードSプラン(30A)」を比較すると、こうなります。
エルピオでんき 「スタンダードプランライト30A」 | 東京電力 「スタンダードS(30A)」 | |
---|---|---|
基本料金 | 858円 | 858円 |
従量料金(~120kWh) | 21.14円 | 19.88円 |
従量料金(121~300kWh) | 23.03円 | 26.46円 |
従量料金(301kWh) | 25.78円 | 30.57円 |
赤の下線部分を見て下さい。
なんと、エルピオでんき「スタンダードプランライト30A」では、120kWhまでの従量料金は東京電力より高いのです。
しかも、基本料金も東京電力と同じです。安くなっていません。
121kWh以上は「スタンダードプランS」と同じ金額なので、東京電力より安いですね。
・現在の契約容量(契約電流)が30Aである
・僕は電気の使用量が少ない(少なくとも8月検針分は121kWhを下回っている)
これが、エルピオでんきの方が東京電力より高くなった理由ですね。
なんでこんな料金設定にしているのでしょうかね?
30Aで契約する人は相対的に電力の使用量が少ないので、120kWh未満の料金を安くしないと乗り換えてくれないと思うのですが・・・。(僕のように)
エルピオでんきの「げんき生活応援!キャンペーン」
なお、エルピオでんきでは現在、期間限定のキャンペーンを行っています。
キャンペーン受付期間は「2020年6月1日~2020年8月31日」までとのことです。

「最初の3ヶ月間電気代15%OFF」+「キャッシュバック最大2万円」というかなりお得なキャンペーンなので、乗り換える方は今月中に手続きすることをおすすめします。
まとめ
安いと評判のエルピオでんきは、僕の場合は東京電力より高くなることがわかりました。
その理由は、現在30Aのプランで契約しているからです。
40A以上で契約している方は東京電力より安くなるので検討してみる価値がありそうです。
8月31日までに申し込むと「げんき生活応援!キャンペーン」の恩恵も受けることが出来ます。
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