2020年4月1日から、電力の小売りが自由化され、地域の電力会社以外からも電気を買うことが可能になりました。
僕の住んでいる東京の場合だと、これまで「東京電力」(東電)からしか買えなかった電力が、他の事業者からも購入できるようになったということですね。
電力自由化の目的は、電力事業の独占状態を解消し、競争によって「電力の安定供給」「電気料金の抑制」「消費者の選択と事業者の事業機会の拡大」を図ることです。
われわれ消費者目線から平たく言うと、電気代が安い事業者を選べるようになった、ということですね。
引越しから半年以上経過したので、ようやく僕も、電力会社を見直そうかと考えています。
毎月必ず発生する電気代。少しでも安い方が絶対に良いですからね。
ついでに言うと、東日本大震災での福島第一原発事故を巡る対応以降、東京電力に不信感があるのも理由の1つです。
僕は楽天のヘビーユーザーなので、第一候補としては必然的に、「楽天でんき」(Rakuten Energy)ということになるでしょう。まずは「楽天でんき」について調べてみました。
楽天でんきで「楽天ポイント」が貯まる
楽天でんきでは、電気料金200円につき1ポイントの楽天ポイントが貰えます。
楽天の基本ですね(笑)
月々の電気代が3,000円だとすると、毎月15ポイント。年間で180ポイントです。
微々たる数字ですが、楽天ポイントが貯まるのは嬉しいですよね。
楽天でんきのNo.1キャンペーン
楽天でんきを選ぶメリットで一番大きいのはこれだと思います。
今楽天でんきを申込むと、No.1記念キャンペーンとして、楽天ポイントが4,000ポイント分プレゼントされます。

・キャンペーン期間: 2020年8月3日10:00〜2020年10月2日09:59
・3ヶ月以上の契約が必要
・通常は2,000ポイント
“No.1″キャンペーンというのは、下記の2つの調査で一位に選ばれたことを指しているそうです。
・J.D. パワー”新電力切り替え満足度No.1<関東・中部・関西エリア>”
・NTTコムオンラインのNPS®ベンチマーク調査 電力部門 (2020年)
4,000ポイントは大きいですよね。
もうこれだけでも、乗り換える価値があると思います。
楽天でんきの料金体系
楽天でんきの料金体系の特徴は、次の2つです。
・基本料金が無料
・従量料金が固定
東京電力の場合は、月々1,000円程度の基本料金が掛かるのですが、楽天でんきでは無料です。
また、従量料金はエリアごとに固定されています。東京電力エリアだと「26.50円/kWh」とのこと。(2020年8月現在)
比較のため、僕が東京電力で契約している「スタンダードS」プランの料金表を掲載します。

このように、東京電力では電気の利用量が増えるほど、電気料金が高くなります。
注意:電気の使用量が少ない場合、従量料金は東京電力の方が安い
1つ気になる点があります。上の図を見て下さい。
300kwhまでの従量料金(電力量料金)は、楽天でんきよりも東京電力の方が安いのです。
表にまとめるとこんな感じ。(基本料金は、僕の契約30Aのケースで記載 )
電力事業者 | 基本料金(30A) | 従量料金 |
---|---|---|
楽天でんき | 858円 | 26.50円 |
東京電力(~120kWh) | 0円 | 19.88円 |
東京電力(121~300kWh) | 0円 | 26.46円 |
東京電力(301kWh) | 0円 | 30.57円 |
特に、120kWhまでで比較すると、楽天でんきの方が6円以上高くなります。
契約容量(東京電力に支払っている基本料金)が少ない方、月々の電気の使用量が少ない方は、楽天でんきに乗り換えることで、逆に電気代が高くなってしまうケースもあり得ます。
この点は注意が必要です。
楽天でんきの電気料金シミュレーション
不安な方もそうでない方も、まずは楽天でんきの「電気料金シミュレーション」を試してみましょう。
楽天でんきに乗り換えることでどれだけお得になるかがシミュレーション可能です。
僕も、7月分でシミュレーションしてみました。入力した条件は下記の通り。
・エリア:東京電力
・プラン:従量電灯B
・契約容量:30A
・使用月:7月分
・電気使用量:114kWh
結果がこちらです。


年間で6,123円分お得になるとのことです。
楽天カード支払い(東京電力も既にそうしている)と4,000ポイントプレゼントキャンペーンを除くと、純粋に安くなるのは、年間で1,749円ですね。
それでも安くなるのだから、乗り換える価値は十分ありそうです。
ただし、1つだけ気になる点もあって・・・。
楽天の試算では「現在の電気料金」が3,124円になっています。

でも、実際は3,036円なんですよね・・・。

そうすると、シミュレーションでは103円お得になると言われているのですが、実際は15円しか安くならない計算となります。
電気代 | おトク | |
---|---|---|
楽天でんき | 3,021円 | – |
東京電力(シミュレーション) | 3,124円 | 103円 |
東京電力(実際) | 3,036円 | 15円 |
まあ安くなっているから良いんですけど。
「楽天でんき」に有利になるように、少しだけ操作されているのかなぁ、なんて思ったり。
念のため、2020年8月分の料金が確定してから、改めてシミュレーションしてみたいです。
8月はエアコンの電気代が嵩んでいるので、もっとはっきり、楽天でんきの方が安くなるはず。
楽天でんきはSPU対象
楽天でんきを申込む隠れたメリットがあります。
楽天でんきは、楽天のSPU(スーパーポイントアッププログラム)の対象です。
楽天でんきを契約している状態で楽天市場で買い物をすると、ポイントが0.5倍になります。

そういう意味では、楽天市場を利用している人は、「電気料金シミュレーション」に表れていない分のコストメリットも享受できると考えて良いでしょう。
電力会社の乗り換えは申込のみ。面倒な手続き不要。
なお、楽天でんきへの乗り換え(切り替え)手続きは簡単です。
申込みをするだけなので、現在の電力会社への連絡など、面倒な手続きは一切不要です。

この点に関しては、僕が調べた限りでは、どこの電力会社に切り替える場合でも同じだとは思いますが。
手続きが簡単で、料金が1円でもお得になるのであれば、乗り換えない手はないですよね。
試しに利用してみて、気に入らなければまた別の会社に変える、というのも全然アリだと思います。(楽天でんきの4000ポイントキャンペーンを受けるためには、3ヶ月は利用しましょう。)
電力自由化というお得な制度を活用して、少しでも得しましょう!
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