「楽天キャッシュ(電子マネー)で投信積立」をご存知でしょうか?
「楽天キャッシュ(電子マネー)で投信積立」は、投資信託の積立購入を楽天キャッシュ支払い(引き落とし)で行うサービスで、楽天証券が提供しています。
楽天証券を利用している多くの方は楽天カードを利用していると思いますので、楽天カードから一度楽天キャッシュにチャージして、そこから投資信託の支払いを行うことになります。
「そもそも楽天カードで決済する方法や、楽天銀行とマネーブリッジして投資信託を購入することも出来るのに、なぜわざわざ楽天キャッシュにチャージして支払う必要があるの?」という疑問が湧きますが、楽天キャッシュで投信積立は、利用者にとってメリットがあるサービスになっています。
「楽天キャッシュ(電子マネー)で投信積立」のメリット
「楽天キャッシュ(電子マネー)で投信積立」を利用することの最大のメリットは、0.5%のポイント還元が受けられることにあります。
楽天キャッシュに対して楽天カードからチャージを行うと、0.5%のポイントが還元されます。
例えば、楽天カードから10,000円を楽天キャッシュにチャージすると、50ポイントの楽天ポイントが付与(還元)される形になります。
その上で楽天キャッシュから10,000円分の投資信託を購入する形になるため、通常は得られない(*)0.5%のポイントをゲットすることが出来るというわけです。
*楽天カードクレジット決済でもポイント還元があります。(後述)
勘違いしがちなのですが、0.5%のポイント還元という仕組み自体は、楽天キャッシュのものです。(楽天キャッシュ投信積立のサービスではありません。)
ただし、投信積立に楽天キャッシュ支払いが可能だからこそ、楽天キャッシュにまとまったお金をチャージしてその0.5%分の還元が得られる、ということですね。
楽天証券クレカ積立の改悪
楽天証券では楽天カードのクレジットカード決済でもポイント還元が受けられます。
しかし、2022年9月買付分からポイント還元率が改悪され、還元率が1%から0.2%に大幅に減らされてしまったのです。(楽天証券の受け取る信託報酬が0.4%以上の商品は還元率1%のまま)
5分の1に減らされるというのは酷い話ですね。
結果的に、「楽天キャッシュ(電子マネー)で投信積立」が一番還元率が高くなっています。
楽天証券のサイトに記載されている、こちらの表がわかりやすいです。
あとは、「楽天キャッシュ(電子マネー)で投信積立」では積立指定日を選べるというメリットもありますが、これに関しては、逆に楽天カードクレジット決済で指定日の選択が出来ないのが不便すぎます…。
「楽天キャッシュ(電子マネー)で投信積立」の限度額
「楽天キャッシュ(電子マネー)で投信積立」には、毎月の利用に限度額が設定されています。
先程の画像の再掲。
ご覧の通り、「楽天キャッシュ(電子マネー)で投信積立」では月間50,000円の設定可能上限が定められています。
50,000円の0.5%なので毎月最大250円分のポイント還元が受けられるということになります。
微々たる金額と言えばそれまでですが、信託報酬分の金額は十分にカバー出来ますし、そもそも投資信託は3~5%ぐらいの年利を目標にするものなので、0.5%還元というのもバカには出来ないです。
楽天キャッシュのチャージ設定(残高キープチャージ)
「楽天キャッシュ(電子マネー)で投信積立」を利用する場合、楽天証券の積立資金引落日には最大50,000円の楽天キャッシュ残高を保有している必要があります。
引落日にうっかり楽天キャッシュの残高不足に陥らないよう、楽天キャッシュのチャージ設定(残高キープチャージ)を利用することが可能です。
楽天キャッシュの「チャージ設定(残高キープチャージ)」とは、設定残高を下回った場合に、自動的に楽天カードから不足金額をチャージする仕組みです。
例えば50,000円を設定残高とした場合に残高が47,000円になると、3,000円分自動チャージされる、という仕組みです。(不足金額が1,000円未満の場合は1,000円がチャージされます。1,000円以上の場合は1円単位でチャージされます。)
詳しくはこちらをご覧下さい。
「楽天キャッシュ(電子マネー)で投信積立」を利用する以上は、設定しておいてまあ損はないと思います。
「楽天キャッシュ(電子マネー)で投信積立」の始め方
「楽天キャッシュ(電子マネー)で投信積立」の利用方法は、既に楽天証券を利用しているユーザーにとってはとても簡単です。
投資信託の積立注文時に、引落方法を「楽天キャッシュ(電子マネー)」に指定するだけです。
このとき、楽天キャッシュのチャージ設定(残高キープチャージ)を行っていない場合は、設定することを促されます。
チャージ設定を行いたい場合は、楽天キャッシュページに進んで設定を行います。
ただし、チャージ設定なしでも「楽天キャッシュ(電子マネー)で投信積立」の利用は可能です。
その場合は確認画面に「楽天キャッシュのチャージ方法が設定されていません。未設定の場合は、残高不足で積立できないことがあります。」という注意書きが表示されますが、そのまま注文可能です。
とっても簡単ですね!
「楽天キャッシュ(電子マネー)で投信積立」は楽天カード支払いと併用可能!
「楽天キャッシュ(電子マネー)で投信積立」は楽天カードクレジットカード決済と併用可能です。
ポイント還元率を重視するのであれば、以下の優先順位になります。
①楽天キャッシュ(電子マネー)で投信積立(0.5%還元)
②楽天カードクレジットカード決済(0.2%還元)
③楽天銀行マネーブリッジ(還元なし)
限度額を考慮すると、楽天証券を利用する限りは下記の支払い方法がベストですね。
積立額 | 引落方法 |
---|---|
~50,000円 | 楽天キャッシュ(電子マネー)で投信積立 |
50,000円~10,0000円 | ①楽天キャッシュ(電子マネー)で投信積立 (50,000円) ②楽天カードクレジットカード決済 |
100,000円以上 | ①楽天キャッシュ(電子マネー)で投信積立 (50,000円) ②楽天カードクレジットカード決済 (50,000円) ③楽天銀行マネーブリッジ |
マネックスカードのクレカ積立は1.1%ポイント還元!
ここまで楽天証券のポイント還元について説明してきましたが、投信積立を行う場合はマネックス証券+マネックスカードの方がポイント還元率1.1%と圧倒的にお得です。
こちらも上限は毎月50,000円までという制約はありますが、「楽天キャッシュ(電子マネー)で投信積立」の2倍以上の還元率になっています。
楽天証券は改悪もありますし、僕はこちらの併用も検討しています。
マネックスカードのデザインもシンプルでカッコいいですし!
ただいずれにしても、楽天証券で投資信託を行う場合においては、引落し方法に「楽天キャッシュ(電子マネー)で投信積立」を選択するのが一番お得な方法です。
せっかくまとまった金額を運用するのであれば、少しでも還元率が高い方法を選択していきたいですね!
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